第3回 切れ角アップナックル製作
FDは切れ角が少ないので、ナックルを短く加工して切れ角をアップしました。
写真はユーラスの知恵の輪5ミリ厚と一緒に使った物です。
ドリフト中はもうちょっと切れます。
(ハンドルから手を離すと、車重でハンドルが多少もどるため)
通常のオフセットでは、アルミホイールがロアアームに当たるので
ワイドトレットスペーサーで25ミリ外に出しました。
ホイールのオフセットは35ミリです。
(タイヤは235/40 17)
ブレーキキャリパーの取り付けボルトが、ロアアームに当たるので
これ以上切るには、社外のロアアームなどに変える必要があります。
ボルトの頭を削って、ロアアームに当たらないようにしました!
製作方法は、Tig溶接の溶かし込み溶接で肉盛りをしていきました。
このようにいったん溶接したものに切りこみを入れ、溶かし込みながら
溶接していきます。
上の写真は、溶かし込み溶接では無く、普通にTig溶接したものです。
深く溶かし込んだつもりでも、中までは溶けていませんので
破断テストで、そこそこ簡単に折れました。
話しは戻りますが、上の写真が溶かし込み溶接で肉盛り完成した物です。
あとは塗装をして完成です。
切る長さで切れ角が決まりますし、アッカーマンアングルや
タイロットエンドの角度など、色々なノウハウが必要でした。
気になる強度ですが、さすが全溶かし込み溶接だけあって
12トンプレスでも折れませんでした。
(逆に12トンプレスのフレームが曲がったような気がします。。。あとで写真アップします)
実走行でテストしましたが、強度も問題ありませんでした。
また、ハンドリングもクイックになりましたが、すぐに馴れて
切れ角アップしたのを忘れるくらいです。
(ハンドルはナルディクラシックの直径30センチです)
※強度には自信がありますが、まだ耐久テスト中ですので
加工はまだ受付しておりません※
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